こんにちは!shunです
今回調理いたしますは「フレンチトースト」
パンと卵、牛乳、砂糖、バターがあれば作れる簡単メニューながら美味しさは格別。
外はカリッとバターが香ばしい、中はふわっと柔らかくて噛むとじゅわっと甘さを感じる。
そんな風に上手に焼けたフレンチトーストはパンをそのまま食べるより満足度の高い一品ですね。
でもお手軽に作れそうだからといざ作ってみると
「中まで卵液が染み込んでなくて美味しいのは表面だけ…。」
「しぼんじゃって見た目がイメージと違う…。中はなんかベチャっとしてるし」
なんて失敗したことないでしょうか?
そこで今回は
・中までしっかり美味しくするためのコツ
・フレンチトーストの焼き方と卵の作用
以上2つのポイント解説とレシピの紹介をしたいと思います。
材料 (2枚分)
・食パン 2枚
・卵 全卵1個+卵黄1個
・牛乳 120ml
・砂糖 20g(大さじ2強)
・バター 20g
手順
1.使うパンは封を開けてから1,2日経っているものが良い
そうでなければ袋から出して1,2時間置いておくか電子レンジで5~10秒程度温めてから使う
2.ボウルに全卵と卵黄、砂糖を入れてコシが無くなるまで良く混ぜる
牛乳を加えて混ぜ合わせたら濾し網で一度濾す
3.食パンを半分に切りバットに並べる
(1)の卵液をパンの上にかけながら全量注ぎ入れる
バットに軽くラップを被せて冷蔵庫で一晩(約10時間)置いておく
4.焼く15分くらいに冷蔵庫から出し、パンの上下をひっくり返す
蓋つきのフライパンを極弱火にかけてバターを入れて溶かす(2回に分けて焼くなら10gずつ)
溶け切ったらパンを入れて蓋をする
5.6,7分焼いたくらいで焼き色を確認し、あとは好みの焼き色が付くまで焼く
コンロの火力やフライパンにもよるが最初の面をトータル8~11分程度、なるべく動かしたり蓋を開けないで焼く
焼き色が決まったらひっくり返してまた蓋をし4,5分焼く
火を止めて蓋をしたまま1分程度蒸らす
器に盛り付けてお好みではちみつやメープルシロップ、シナモン等をかけて完成
ポイント
・パンは少し乾燥してパサパサしたものを使う
→フレンチトーストは元々、パンを日常的に食べるフランスで食べきれずに日が経って固くなってしまったパンを美味しく食べるためにできたレシピです。
焼きたてのパンより当然日が経ったパンの方が水分量は少なくなっています。乾いたスポンジが水を良く吸うようにフレンチトーストも水分の減ったパンの方が卵液をたくさん吸収してくれます。だからあえて乾燥した状態で調理をします。
ふわっと柔らかい触感を作るには卵液が中心までしっかりと浸透している必要があるので、たっぷりと吸わせたあとは時間をおいてまんべんなくいきわたるのを待つのもポイントです。
・極弱火で時間をかけて蒸し焼きにする
→美味しく焼けたフレンチトーストは焼く前よりもパンが膨らんでふっくらしているイメージですよね。
どうしてそうなるのかというと、パンに染み込んだ水分が加熱されることによって水蒸気になり体積が増えます。そうして内側から膨れ上がった状態で卵に火が入り熱凝固することでふんわりとしたまま焼き上がるのです。
なので大事なのは熱や水分をなるべく逃がさないようにしながら中心まで火を入れることです。
火が強いと中心が固まる前に焦げてしまいますし、蓋をしないで焼くと熱や水分は逃げてしまうのでしぼんでいってしまいます。
なるべく蓋を開ける回数やパンを動かす回数は少なくして極弱火でもちゃんと熱が入るように焼いていくのが美味しく焼き上げるコツです。
以上、基本の「フレンチトースト」の紹介でした。
焼く前も焼くときもじっくりと時間をかけるのが美味しいフレンチトーストに仕上げるコツです。
買ってきたパンが余っちゃったときにぜひ作ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!