【基本のレシピ】にんじんの冷製スープ

基本のレシピ

こんにちは!shunです。
今回調理いたしますは「にんじんの冷製スープ
冷たくて甘くてスルスル飲める、暑い季節にピッタリのスープです。
砂糖を使わずとも野菜の甘味だけで十分美味しくできるように

・野菜の甘味の引き出し方

の解説とレシピの紹介をしたいと思います。

材料 (4人前)

・にんじん     260~300g(約2本)
・たまねぎ     80g(半分弱)
・牛乳       250~300ml
・チキンコンソメ  200ml
・水        100ml
・ローリエ     1枚
・バター      20g
・塩        適量
仕上げ用
・生クリーム
・オリーブオイル
・パセリ

手順

1.にんじん、たまねぎをそれぞれ粗みじん切りにする
 フライパンに中火にかけてバターを入れ、溶かす
 にんじん、たまねぎ、塩をふたつまみ(2.3g程度)入れる
 焦がさないように10~15分程度炒める
 チキンコンソメと水、ローリエを加える
 にんじんから出てきた灰汁を取りながら15分程度煮込む

2.ローリエを取り出し、汁ごとミキサーにかける
 濾し網で一度濾してからボウルに移す
 ボウルを氷水に当てながら中身を混ぜ、冷やす

3.しっかりと冷えたら牛乳を少しずつ加えていき、好みの濃度に合わせる
 最後に塩で味を調える
 器に注ぎ生クリーム、オリーブオイル、パセリを適量かけたら完成

ポイント

・塩を加えて加熱する

→にんじんはとても甘さのある野菜ですが独特の青臭さもあるためただ加熱しただけだと匂いが残ります。煮物に入っているぶつ切りのにんじんの味が苦手な人もそこそこいるのではないでしょうか。

まずは塩を加えて炒めることで脱水させて甘味を引き出すとともに嫌な匂いを飛ばします。さらに煮込みながら灰汁を取ることでにんじんの甘さを最大限活かしたスープに仕上がります。

ただ、良くも悪くも独特の匂いや雑味というのは「にんじんらしさ」を感じるひとつの要因です。なのであまり加熱を長くしすぎたり灰汁を取りすぎたりすると「これは美味しいけど何のスープ?」という状態になってしまうので、ある程度は適当に作る方が良い仕上がりになることもあります。そこはまさに作る人の匙加減というわけですね。

以上、「にんじんの冷製スープ」の紹介でした。
暑い季節は牛乳や水を多めにしてサラサラとした食感にして。寒い季節は温めて飲んでも美味しいですよ。
特別な品種を使わなくても、砂糖を入れなくてもしっかりと甘さを感じる美味しいスープは作れます。
ぜひお試しを。
最後までご覧いただきありがとうございました!